小児科診療
小児科専門医による診療
発熱、咳、鼻水などの急性疾患や胃腸炎、インフルエンザ、水痘(水ぼうそう)、咽頭結膜熱(プール熱)などの流行性疾患に対する一般診療から、気管支喘息、アトピー性皮膚炎といったアレルギー疾患に対する治療まで幅広く行っております。
腎臓専門医による診療
当クリニックの院長は、小児病院で腎臓を専門に診てきたことから、様々な小児腎臓疾患についての診療も行うことができます。夜尿症から、学校検尿で血尿やたんぱく尿が見つかり精密検査が必要な場合など、尿に関するお悩みに関しましても、お気軽にご相談ください。まずは当クリニックにて、血液検査や尿検査などを必要に応じて実施いたします。
また、当クリニックでの診察の結果、より専門的な診療が必要なお子さまに関してましては、専門家や信頼できる提携の医療機関をご紹介し、お子さまが最適な診療を受けていただけるようサポートいたします。不安の種や心配ごとが少しでもあれば、「ちょっと先生に聞いてみよう」そんな気軽な感覚でお越しください。
Contents
小児にみられる症状
発熱
急に元気がなくなった。顔が赤い。手足が震えてる。頭が痛そう。そんな症状が見られた場合は、発熱の可能性があります。わきの下で測った体温が37.5度以上の場合を発熱と言いますが、熱の上がり際などは、からだは熱いのに、手足は冷たかったりすることもあります。
鼻水、鼻づまり
原因として多いのは風邪です。水っぽい鼻水で始まり、炎症がひどい時は鼻づまりも伴います。炎症の途中でばい菌の二次感染を併発すると、粘っぽい鼻水になりますが、これは慢性の副鼻腔炎となりつつある状態です。水っぽい鼻水が続く場合は鼻アレルギーを疑います。
せき、痰
せきは、分泌物や異物を排除し、気道の閉塞や感染を予防するからだの防御反応です。お子さまの気道は大人と比べて狭いため、小さな異物や気道内のちょっとした炎症に対しても咳が出やすくなります。また、突然はじまった咳に関しては、異物誤飲やアレルギー食品を食べた可能性なども考えられます。
のどの痛み
風邪ウイルスやインフルエンザ感染で扁桃腺が炎症を起こしていることが、最も多い症例です。夏によく見られるプール熱は、アデノウイルスという夏風邪のウイルスによって引き起こされます。「のどの痛み」や「赤さ」など、原因によって症状は様々です。
ぜーぜーする
ぜーぜー、ひゅーひゅーという音が聞こえる呼吸は「喘鳴(ぜんめい)」と呼ばれます。気管支の壁が厚くなり気管支内が狭くなると、息を吐く時、勢いよく空気が通るため音がするようになります。ダニなどのアレルギーが原因になることが多いですが、痰がらみの音、鼻づまりの音の場合もあるため、様々な可能性を考慮する必要があります。
ひきつけ(痙攣)
手足ががくがく震える、白目になる、全身が突っ張るなどが、けいれんの主な症状です。通常、5分以内に症状はおさまりますが、5分以上続くけいれんや、発作後に意識障害が30分以上続いた場合、けいれんを繰り返す時などは、入院が必要なこともあります。
お腹が痛い
腹痛は、お子さまで最も多くみられる症状の一つと言われています。便秘症、急性胃腸炎が原因になることが多いですが、急性虫垂炎、消化管異物、腸閉塞などによる腹痛もあります。必ずしもお腹の中に原因があるとも限らないので、注意深く診察することが重要です。
便秘
トイレをしたがらない。排便回数が週3回未満。便を出す時に痛がる。お腹が張っている。このような場合、便秘症の可能性があります。放っておくと悪化するだけでなく、きちんと排便する機能が備わらず、成長した後も便秘体質になる場合があるので、正しい排便習慣を身につけることが大切です。
ぶつぶつ・肌荒れ(湿疹)
皮膚のバリア機能が低いお子さまは、ぶつぶつや肌荒れなど皮膚トラブルのお悩みを抱えることが多くあります。汗疹・おむつかぶれといった日常生活の中でおこるものはスキンケアや適切な外用剤の使用により改善するものが多いですが、中には水ぼうそう(水痘)・手足口病といった流行性のウイルスによるものもあり、特定の検査や内服薬が必要になることもあります。
肌のかさつき
お子さまの肌は乾燥しやすく、小まめにケアをしてあげることが大切です。肌の乾燥がつづくと、肌が赤くなったり、かゆみをともなったりと、お子さまにとって辛い症状につながってしまうことも多くあります。お風呂でしっかりと汚れを落とし、お肌に水分を与えたあと、すぐに保湿をしてあげることがポイントですが、かゆい部分をひっかき、炎症を起こしている場合は、外用剤が必要となります。
機嫌が悪い
お子さまの機嫌が悪い時の多くは、大きな問題でないことが多いですが、病気が原因の場合もあります。特にまだしゃべることのできない赤ちゃんは、ことばで症状を伝えることができません。食欲やうんちの状態を確認しながら、いつもの様子とかなり違う様子でしたら、なるべく速やかに小児科を受診するようにしてください。
泣き方がいつもと違う
赤ちゃんは泣くことが唯一の意思表示です。泣き方、泣き声がいつもと違う様子でしたら、まずは熱を測り、顔色や全身の観察、鼻水や咳など何かいつもと違う症状がないかを確認してみてください。泣き止まなくても、赤ちゃんを揺さぶることは絶対にせず、顔色が悪い、嘔吐や血便の症状が見られた場合は、なるべく早く小児科を受診するようにしてください。また、幼稚園〜小学生のお子さまが泣き止まない時には病気の可能性もありますので、医師の診察を受けるようにしてください。
何となく元気が無い
お子さまの何となく元気が無いというのは、小児科においてとても重要なポイントです。いつもと比べ、どう元気が無いのかを意識して観察するようにしてみてください。特に、ぐったりしている、意識がはっきりしない、視線が合わないという様子が見受けられた場合は、休日・夜間でも医療機関を受診するようにしてください。判断に迷った場合は、厚生労働省のこども医療でんわ相談「#8000」で小児科医師・看護師のアドバイスを受けることもできます。
顔色が悪い
お子さまが元気だけど顔色が悪い、唇が白くなっているような場合は、貧血の可能性があります。一番原因として多いのは「鉄欠乏性貧血」です。食事療法だけでなく、内服薬が必要になることもありますので、まずは一度、小児科の受診をおすすめします。また、赤ちゃんの顔色がいつもと違うように感じた場合は、熱を測り風邪の症状がないか、全身、呼吸、うんちの状態も確認してみてください。顔が青白く、ぼんやりしている、どす黒く呼吸が苦しそうなどの症状が見られる場合は、休日・夜間でも医療機関を受診するようにしてください。
食欲が無い
食欲不振は、発熱の前兆であることも多いです。普段の食事と比べ、どれくらい食べることができないのかをまずはチェックするようにしてください。また、食欲が無く食事を摂れない様子でも、なるべく水分は摂るように心がけ、速やかに小児科を受診するようにしてください。
おねしょ(夜尿症)
夜尿症は、5歳を超えたお子さまが月に1回以上のペースで、夜間睡眠中の尿失禁をしてしまうことが3ヶ月以上に渡りつづく場合のことを言います。自然と治るケースが多いですが、中には病気が原因で起こっている場合もありますので、一度医師へ相談することをおすすめします。当院のささだ院長は、小児科専門医であると同時に、小児腎臓の専門医でもありますので、お気軽にご相談ください。
尿の異常
主に小・中学校での尿検査にて、血尿、たんぱく尿、白血球尿などで異常があると通知されることが大半です。学校検尿で見つかる病気は、自覚症状がないことが多いですが、経過を診るだけで良いものから、詳しい検査・治療が必要なものまで様々なものがあります。当院のささだ院長は、腎臓専門医でもありますので、尿に関するお悩みもお気軽にご相談ください。
など
小児科診療で取り扱う主な疾患
- 風邪症候群(かぜ)
- 突発性発疹
- インフルエンザ
- 急性中耳炎
- ヘルパンギーナ
- 咽頭結膜熱(プール熱)
- 流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
- 扁桃炎
- 水痘(水ぼうそう)
- 麻疹(はしか)
- 風疹
- 手足口病
- 溶連菌感染症
- 伝染性紅斑(りんご病)
- 伝染性膿痂疹(とびひ)
- ウイルス性胃腸炎
- アトピー性皮膚炎
- 気管支ぜんそく
- アレルギー性鼻炎(花粉症)
- おむつかぶれ
- あせも
- 虫刺症(虫刺され)
- 細気管支炎
- 肺炎
など
育児相談
お子さまの病気のことから子育て全般に関することまで、少しでも親御さまの助けになれればと思っております。 お気軽にご相談ください。